プラスチック製品やセラミック製品等の非吸水性表面の抗ウイルス効果を評価します。
①5cm角の試験片(抗ウイルス加工品と無加工品)に0.4mLのウイルス液を滴下し、
4cm角のフィルムで被覆します。
②この試験片を25℃×24時間静置します。
③静置後、試験片上のウイルスを洗い出して回収した後、ウイルス感染価を プラーク法 により測定します。
④次式により、抗ウイルス活性値を算出します。
R=Ut-At
R:抗ウイルス活性値(antiviral activity)
Ut:無加工品の24時間静置後のウイルス感染価(PFU/cm2)の常用対数の平均
At:抗ウイルス加工品の24時間静置後のウイルス感染価(PFU/cm2)の常用対数の平均
評価可能なウイルスは以下のベージを参照してください。
抗ウイルスSIAAマーク性能基準
試験方法 | 抗ウイルス性能基準 | 試験ウイルス |
---|---|---|
ISO 21702 | 抗ウイルス活性値2.0以上 |
A型インフルエンザウイルスおよび ネコカリシウイルスのいずれか一種以上 |
*抗ウイルス加工剤を含まない無加工品との比較試験が必要です。前処理として、製品用途に応じた耐水処理と
耐光処理を施した試験片での評価が必要です。