抗かび性

概要
 かびに関する試験の一つである、「抗かび性定量試験法」のご案内です。こちらは、一般社団法人繊維評価技術協議会(繊技協)の定める緑マーク(抗かび加工SEKマーク)の認証に必要な試験です。認証後のサーベイランス(定期的な性能確認)試験や、プレテストとしての依頼も可能です。
試験対象品
  • 一般衣料品
  • インテリア製品
抗かび性定量試験方法(ISO 13629-1 準用)
概要

下記4種のかびのうち、使用状況に応じ2種類以上のかびを選択し試験します。

  • クロコウジカビ Aspergillus niger NBRC 105649
  • アオカビ Penicillium citrinum NBRC 6352
  • クロカビ Cladosporium cladosporioides NBRC 6348
  • 白癬菌 Trichophyton mentagrophytes NBRC 32409

耐久性確認のため、品目別定められた洗濯処理後(3回,5回,10回)の試験も必要です。

試験方法

・ポテトデキストロースアガーで十分に発育させた試験かびの胞子を採取した後、胞子数が1〜3×105個/mLとなるように試験胞子液を調製します(規定の1/20濃度サブローデキストロースブロス中に胞子を分散)。
・抗かび加工試料および綿標準布をバイアル瓶中に0.2gサンプリングし、オートクレープ滅菌した後、0.2mLの試験胞子液を接種します。
・試験胞子液接種直後と25℃、42時間培養後の試験片から、かび細胞中に含まれるアデノシン三リン酸(ATP)の抽出処理を行った後、発光測定法によりこれを定量します。

・次式から抗かび活性値(FSを算出し、抗かび性を評価します。

FS=(Fb−Fa)−(Fc−Fo)
Fa:綿標準布接種直後のATP mol量の常用対数値
Fb:綿標準布42時間培養後のATP mol量の常用対数値
Fc:抗かび加工布42時間培養後のATP mol量の常用対数値
Fo:抗かび加工布接種直後のATP mol量の常用対数値

試験結果の見方
規格・基準 基準値
繊技協SEK緑マーク基準

抗かび活性値

2.0以上(一般衣料品)または

3.0以上(インテリア製品等)

(品目により異なる)