JIS S 3303(ウエットワイパー類の除菌性能試験方法及び除菌効果)より、ウエットワイパー類の除菌性能を評価します。
「ウエットワイパー類」とは、ウエットティッシュや紙おしぼりなどを指し、非多孔質表面(プラスチック製品、セラミック製品、金属製品など)への除菌を標ぼうするものが対象となります。
「除菌」とは、対象物から細菌数(生菌数)を減少させることであり、具体的には、ウエットワイパー類で拭き取ることにより、非多孔質表面から増殖可能な細菌数(生菌数)を減少させることを意味します。また、非多孔質表面は、テーブル、ドアノブ、キッチン周りなどの汚れの少ない身の回りのものです。
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試験菌種 | 除菌性能基準 |
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黄色ぶどう球菌及び大腸菌 | 除菌活性値≧2.0 |
日衛連が定める「除菌マーク」を取得・表示するためには、日衛連が制定した「ウエットワイパー類の除菌性能試験方法」によって「除菌を標榜するウエットワイパー類の自主基準」による基準値などを満たす必要がありました。この度制定されたJIS S 3303の試験方法は、「ウエットワイパー類の除菌性能試験方法」と同等であり、今後「除菌マーク」を取得・表示するための試験方法は、JIS S 3303に変更されます。