2023年7月1日より、一般社団法人抗菌製品技術協議会(SIAA)が運用しています抗ウイルス性試験に、次の2つの評価方法が追加されました。
ここでは、この2つの評価方法を説明します。
一般社団法人抗菌製品技術協議会のSIAAマークで対象となる抗ウイルス加工製品は、ISO 21702による非吸水性表面を持つ製品に限られていました。抗ウイルス性評価方法(シェーク法)が制定されることで、スポンジ製品などISO 21702で評価できない製品は評価することが可能となり、またSIAAマーク登録も併せて可能になります。
試験片とウイルス液が接触した状態 |
次のいずれかまたは両方を用いることが出来ます
SIAAによる基準値
抗ウイルス性試験を実施する前に、SIAA「自主登録時の耐久性(耐水・耐光)試験区分(ガイドライン)」による
前処理
が必要となります。
抗ウイルス加工剤に関しては評価方法がありませんでしたが、今回制定された試験方法により、加工剤の評価が可能となります。またSIAAマーク登録も併せて可能になります。また、評価の対象となる抗ウイルス加工剤は、水溶性の薬剤等になります。
試験中の抗ウイルス加工剤 |
次のいずれかまたは両方を用いることが出来ます
SIAAによる基準値