抗ウイルス試験ISO 21702の試験受託開始

当センターは抗ウイルス試験方法ISO 21702の試験受託を開始しました。本試験方法の制定により、プラスチック製品やセラミック製品等の非浸透性表面の抗ウイルス効果の評価が可能となりました。
本試験方法は一般社団法人抗菌製品技術協議会(SIAA)の定める抗ウイルスSIAAマークの性能基準に採用されています。当センターは抗ウイルス試験の実施試験機関として指定されています。

ISO 21702の概要
この試験方法は既存のプラスチック製品向けの抗菌試験方法ISO 22196(JIS Z2801)をウイルス向けに改良したものです。試験の概要は以下のとおりです。

1. 5cm角の試験片(抗ウイルス加工品と無加工品)に0.4mLのウイルス液を滴下し、4cm角のフィルムで被覆します(下図参照)。
2. この試験片を25℃x24時間静置します。
3. 静置後、試験片上のウイルスを洗い出して回収した後、ウイルス感染価を測定します。
4. 次式により、抗ウイルス活性値を算出します。

R = U– At

ここで、
R  : 抗ウイルス活性値(antiviral activity)
Ut  : 無加工品の24時間静置後のウイルス感染価(PFU/cm2)の常用対数の平均
At  : 抗ウイルス加工品の24時間静置後のウイルス感染価(PFU/cm2)の常用対数の平均

 

抗ウイルスSIAAマーク性能基準

抗ウイルスSIAAマークの性能基準は下表のとおりです。

表. 抗ウイルスSIAAマーク性能基準
試験方法 抗ウイルス性能基準 試験ウイルス
ISO 21702 抗ウイルス活性値2.0以上 A型インフルエンザウイルスおよび
ネコカリシウイルスのいずれか一種以上

*抗ウイルス加工剤を含まない無加工品との比較試験が必要です。前処理として、製品用途に応じた耐水処理と耐光処理を施した試験片での評価が必要です。

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