2025年6月21日(土)、22日(日)に日本女子大学で開催された一般社団法人日本繊維製品消費科学会 2025年 年次大会にて、当センター大阪事業所 資材ラボ 後藤 真友子が「ポスターベスト発表賞」を拝受いたしました。
当該賞は、ポスター発表部門において、ポスターの着眼点・構成展開力が優れているとともに、発表及び質疑に対するプレゼンテーション力に秀でた者に与えられます。受賞した発表内容は、次の通りです。
チェストバインダー型ブラ着用時の接触圧強度が脳賦活および仕事効率に及ぼす影響
従来ブラジャーには、バストを高く見せるなどの補整性が強く求められてきたが、近年、ファッションやジェンダーアイデンティティの多様化に対する理解が進むにつれ、バストをフラットに見せたいというニーズが増加した。それに伴い、チェストバインダー型ブラという選択肢が広がりつつある。 そこで本研究では、チェストバインダー型ブラ着用時の接触圧を把握し,近赤外分光法NIRSを用いて,前頭前野部の酸素化ヘモグロビン濃度より、触圧強度が脳賦活および仕事効率に及ぼす影響について検討した。 |
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その結果、接触圧の高い試料着用時には時間経過とともに脳賦活が減少し、仕事効率が低下する傾向が示唆され、適切な接触圧の重要性が示唆された。
当センターは、今後も業界の発展に貢献できるような研究を続けてまいります。