ISO/ IEC 17025 に基づく試験所認定

 当センター大阪事業所 環境化学分析ラボは、公益財団法人 日本適合性認定協会(JAB)よりJIS Q 17025:2018(ISO/ IEC 17025:2017)に基づく試験所として、認定されています。
 認定されたスコープ(認定範囲)となる具体的な分析対象成分、試験規格は、以下の通りです。

  認定番号:RTL4910
  機 関 名:一般財団法人カケンテストセンター 大阪事業所 環境化学分析ラボ


1)固定スコープ
 

分類コード

対象品目/技術

試験対象項目 試験規格
M26 化学試験
M26.A9 繊維、原材料、関連製品
B2.1吸光光度分析
紫外・可視分光分析
6価クロム
(Cr(Ⅵ))
EN/ ISO 17075-1 レザー
-レザーのクロム(VI)含有量の化学的定量
-第1部:比色法


2)フレキシブルスコープ
 

Method Matrix Analyte
発光分光分析
(ICP-OESに限る)
繊維、原材料、および
その付属部品
フレキシブル
質量分析Ⅰ
(GC-MS、LC-MSに限る)
繊維、原材料、および
その付属部品
フレキシブル
質量分析2
(ICP-MSに限る)
繊維、原材料、および
その付属部品
フレキシブル


※ 認定範囲となる具体的な試験の活動リストは こちら をご覧ください。



試験所認定とは?
 

試験所・校正機関が正確な測定/校正結果を生み出す能力があるかどうかを、権威ある第三者機関が認定します。
特定の種類の試験及び校正を実施する試験所の技術能力を証明する手段の一つです。
 

国際規格「ISO/ IEC 17025(試験及び校正を行う試験所の能力に関する一般要求事項)」に基づき、試験所・校正機関の審査が行われ、試験又は校正を行う能力を有していることを認定します。
試験所認定は能力のある試験所の正式な承認であることから、顧客ニーズを満足する信頼性のある試験及び校正業務を識別し、選定するための簡便な手段を顧客に提供しています。
 

世界の多くの国が、試験所・校正機関の技術的能力を判断するために試験所認定を判断基準として用いており、認定された試験所の試験報告書は相互承認協定(MRA)に基づき、世界に通用します。


フレキシブルスコープとは?

ISO/ IEC 17025:2017に基づく認定は、Method(試験方法)、Matrix(対象品目・母材)、Analyte(分析対象成分)の3要素を特定し、その個々の試験について審査され認定が与えられます。
フレキシブルスコープでは3要素のうちの1もしくは2つを固定し、残りの要素については都度審査を受けることなくラボラトリ自らの活動により認定範囲を広げられる自由度の高い認定方式で、高い技術能力と管理能力が求められます。
環境化学分析ラボは、試験所自らの活動により認定範囲を広げることが出来る能力のあるラボラトリとして、日本で初めて認定されました。

 

 


当センターでは繊維製品だけにとどまらず、プラスチック製品、金属製品等についても試験を行っています。
お客様のご要望に応じたメニューをご提案させて頂きますので、最寄りの事業所・ラボまでお問い合わせください。