通気性試験（JIS L 1096）

通気性試験とは、生地に対して通過することができる空気の量を評価する試験です。

主に評価に用いられる製品は、ダウンウェアまたは中わた製品（衣類、布団など）です。これらの製品は、詰め物が吹き出してしまう恐れがあるため、通気しにくい素材が必要とされています。

また、冬季において防風性を標ぼうする衣料品も同様に、通気しにくい素材が必要とされています。

最近では、夏季に風通しが良いとかムレにくいなどと標ぼうする衣料品もあり、これらの製品では通気しやすい素材が用いられています。

A法(フラジール法)

試験には、JIS L 1096 A法に記載のフラジール形試験機を使用します。


通気性試験機		試験の様子

試験項目	試験結果
通気度（ cm³/cm²･s）	2.5

試験項目

試験結果

通気度

（ cm³/cm²･s）

2.5

試験方法：JIS L 1096 A法

ダウン製品等の一般的な目安値は、3 cm³/cm²･s以下と言われています。

通気度は、1cm²の面積を1秒間でどの程度空気が通過するかを意味する数値です。