空間消臭性(芳香・消臭・脱臭剤の効力評価試験)

概要

 空間消臭性試験とは、スプレー消臭剤、置き型消臭剤、リードディフューザー等によるお部屋やトイレなどの空間に対する消臭効果を評価する試験です。
 測定は検知管・機器分析によって濃度や減少率を求める方法と、実際に検査員が臭いを嗅ぐ官能評価の方法があります。商品の用途や目的に応じて一般に以下の悪臭成分が測定に用いられています。

 

試験に用いる悪臭物質の例

主要な悪臭発生源
体臭 タバコ 生ゴミ 排便臭 排尿臭 ペット カビ・水回り 料理臭・臭気の
強い食品
悪臭発生場所 玄関
リビング
寝室
キッチン
トイレ
冷蔵庫
介護居室
自動車
悪臭成分 アンモニア
トリメチルアミン
ピリジン
硫化水素
メチルメルカプタン
硫化メチル(硫化ジメチル)
二硫化メチル(二硫化ジメチル)

プロパンチオール(プロピルメルカプタン)

酢酸

プロピオン酸(プロパン酸)

n-酪酸

イソ酪酸

n-吉草酸

イソ吉草酸

アセトアルデヒド

プルピルアルデヒド

ノネナール(2-ノネナール)

酢酸エチル


検知管法・機器分析法
試験方法
 製品と悪臭を入れたエアバッグおよび悪臭のみを入れたエアバッグ(コントロール)を用意し、無臭空気で満たし、経時的に悪臭濃度または減少率を測定します。

検知管法の測定例
試験結果例
試料名

初発濃度

(ppm)

アンモニアガス濃度
2時間後 4時間後
試験試料 100 8.0 3.5
コントロール 100 85 83
補足

芳香剤の評価
 芳香剤に含まれる香料が空間に付与されるか、または悪臭をマスキングするかを評価します。芳香消臭脱臭剤協議会の定める一般消費者用芳香・消臭・脱臭剤の自主基準にもとづく試験や、その他カスタマイズした試験が可能です。
 

消臭剤・脱臭剤の評価
 悪臭に対する効力を評価します。単一悪臭、複合臭、タバコの副流煙、焼肉臭や生ゴミ臭などを用いた評価が可能です。悪臭濃度や減少率を経時的に測定する方法、芳香消臭脱臭剤協議会の定める一般消費者用芳香・消臭・脱臭剤の自主基準にもとづく試験やその他、商品の特性やご予算に応じてカスタマイズした試験についても設計し、ご提案差し上げます。
 

嗅覚測定(官能評価)法
試験方法

 製品を入れ無臭空気で満たしたエアバッグ、無臭空気のみを入れたエアバッグ(コントロール)それぞれに臭気強度が3~4になるように悪臭ガスを注入後、嗅覚測定法により臭気強度もしくは快・不快度にて判定します。

嗅覚測定法の6段階臭気強度表示
6段階臭気強度表示法
0 無臭
1 やっと感知できる臭い(検知閾値濃度)
2 何の臭いであるかがわかる弱い臭い(認知閾値濃度)
3 楽に感知できる臭い
4 強い臭い
5 強烈な臭い
臭気測定法の9段階快・不快度表示
9段階快・不快度表示法
-4 極端に不快
-3 非常に不快
-2 不快
-1 やや不快
0 快でも不快でもない
+1 やや快
+2
+3 非常に快
+4 極端に快
試験結果例
試料名

初発濃度

(ppm)

酢酸ガス濃度
30分後
試験試料 3,0 1.4
コントロール 3.0 3.0
コラム

商品の使用用途、予算に応じた試験をご提案しますので、お気軽に下記までお問い合わせ下さい。
 

京都検査所
TEL 075-802-7272
  kyoto-info@kaken.or.jp