消臭性[SEK基準(機器分析・官能試験)/ ISO 17299-2, -3(機器分析)]

概要
 「消臭性」は繊維の周りの臭気成分の濃度を低減することにより、においの強さを軽減する機能です。臭気成分を吸着したり、化学反応または分解して臭わない物質にすることなどで濃度を低減させています。当センターでは、においごとの代表的な臭気成分に関する試験を実施しています。
汗臭 加齢臭 排せつ臭 タバコ臭 生ゴミ臭 アンモニア臭
アンモニア
酢酸
イソ吉草酸
ノネナール
メチルメルカプタン
硫化水素
インドール
アセトアルデヒド
ピリジン
トリメチルアミン

SEKマーク繊維製品認証基準(2021年6月1日)表21-2より(表は当センター作成)


機器分析試験法(検知管法)/
SEK基準・ISO 17299-2
概要

サンプリングバッグに試料と測定対象ガスを入れ、一定時間後のガス濃度を検知管で測定、減少率を算出します。

試験結果の見方

SEKマーク繊維製品認証基準では下表の通りです。

臭気成分

初発濃度

(ppm)

臭気成分減少率
官能併用 機器単独
アンモニア 100 70%以上 80%以上※
酢酸 30 70%以上※
メチルメルカプタン 8 70%以上
硫化水素 4 70%以上
アセトアルデヒド 14 70%以上
ピリジン 12 70%以上
トリメチルアミン 28 70%以上

 SEKマーク繊維製品認証基準(2021年6月1日)表21-4、表21-7より(表は当センター作成)
 

※:機器単独の基準値を満たした場合は、官能試験を省略することができます。

機器分析試験法(GC法)/
SEK基準・ISO 17299-3
概要

三角フラスコに試料と測定対象溶液を入れ、一定時間後、 GC(ガスクロマトグラフ)で測定、減少率を算出します。

試験結果の見方

SEKマーク繊維製品認証基準では下表の通りです。

臭気成分

初発濃度

(ppm)

臭気成分減少率
官能併用 機器単独
イソ吉草酸 約38 85%以上 95%以上※
ノネナール 約14 75%以上 90%以上※
インドール 約33 70%以上

 SEKマーク繊維製品認証基準(2021年6月1日)表21-4、表21-7より(表は当センター作成)


※:機器単独の基準値を満たした場合は、官能試験を省略することができます。

官能試験法/SEK基準
概要

三角フラスコに試料と測定対象ガスを入れ、一定時間後、スメラーが臭気の強弱を判定します。

試験結果の見方
 SEKマーク繊維製品認証基準では、6名中5人以上のスメラーが、フラスコ内の臭気および試料の着臭を判定臭気(基準となる臭気)と比較します。フラスコ内の臭気および試料の着臭が、判定臭気と同等か同等以下であることになっています。