パルセーター形家庭用電気洗濯機寸法変化率(JIS L 1096 G法)

概要

 織物や編物を家庭用電気洗濯機(パルセーター形)にて洗濯し、脱水、乾燥した後の寸法の変化を百分率で示したものです。プラス(+)の数値は元の長さより伸びた割合、マイナス(-)の数値は元の長さより縮んだ割合になります。
 

パルセーター形家庭用電気洗濯機

試験対象品
  • 織物
  • 編物
G法(パルセーター形家庭用電気洗濯機法)
試験方法
織物の場合   編物の場合(2枚重ねで上下40mm以外をかがる)


 

  1. 織物の場合は約400×400mmの試験片を、編物の場合は約300×300mmの試験片を2枚重ねで採取し、200mmの標点をたて方向に3か所、よこ方向に3か所付けます。
  2. JIS L 1930 C4M法に基づき洗濯、すすぎ2回、脱水を行います(合成洗剤洗濯液濃度0.133%、水温40℃)。
  3. 脱水後、吊干し乾燥、平干し乾燥、タンブル乾燥(低温又は高温)のいずれかを行います。
  4. 調湿後、標点の長さを測定し、下式にて寸法変化率を算出します。
    寸法変化率(%)={(処理後の長さ(mm)-処理前の長さ(mm))/処理前の長さ(mm)}×100
試験結果例
試験項目 試験結果 試験方法
洗濯寸法変化率 たて 2.5%

JIS L 1096 G法

吊干し乾燥

よこ -1.0%
試験結果の見方

衣料品等の寸法変化率(吊干し乾燥)の目安は次の通りです。

  • 織物:±3%以内
  • 編物:+3~-6%