六価クロムの定量試験

概要
 六価クロムは、天然皮革や再生皮革から検出されることがあります。現在、皮革の鞣し(なめし)加工において最も用いられる方法がクロム鞣しであり、クロム鞣しには安全性の高い三価クロムが用いられます。この鞣し工程で適切な処理がされないと、三価クロムが酸化され六価クロムを生成し、皮革材料に残存することがあります。
目的

 六価クロムは発がん性や、直接肌に触れると皮膚障害を引き起こすことが懸念されており、以下のように使用が制限されています。

対象
EU 皮革製品
韓国

試験方法
ISO 17075-1
試験方法
 図に示すように試料から可塑剤を有機溶媒で抽出し、紫外可視分光光度計(UV-Vis)により、その成分を測定(定量)します。
 
補足

JIS K 6558-10-1は、この規格を基に技術的内容を変更したものです。

ISO 17075-2
試験方法
 図に示すように試料から可塑剤を有機溶媒で抽出し、イオンクロマトグラフ(IC)または紫外可視分光光度計(UV-Vis)により、その成分を測定(定量)します。
 

                                                                                                     紫外可視分光光度計(UV-Vis)

補足
JIS K 6558-10-2は、この規格を基に技術的内容を変更したものです。