クーリング性試験(気化冷却性試験)

概要

インナーやシャツ類などでは、汗を吸って蒸発する際に、周囲の熱を奪う気化熱によって涼しさを感じる製品があります。

 

この気化冷却による評価方法を「クーリング性試験」と呼んでいます。

クーリング性試験は、人間の肌を模した一定温度の熱板に生地を接触させて、乾燥状態と湿潤状態の放熱量の差(ヒートロス値)を測定します。

乾燥状態における放熱量とは汗をかく前の放熱量を意味し、湿潤状態における放熱量とは汗をかいて蒸発する際の放熱量を意味します。


目的

従来、涼しさなどの評価は、接触冷感性(肌に接触した際の急速な熱移動による冷感性)でしたが、クーリング性は、気化熱を利用した新しい評価方法です。

気化熱を利用するため、吸水速乾性が優れているものは、クーリング性も高い数値を示し相関性があります。


試験対象品
  • インナー
  • シャツ類
  • スポーツウェア
  • パンツ類
  • 寝衣類
  • シーツ
  • 枕カバー
試験方法
  1. 試験室の環境は、20℃、65%RHとします。
  2. KES保温性試験機の熱板を30℃、風速を0.3m/secで設定します。
  3. 調湿された試験片を熱板の上に装着し、乾燥時の放熱量(W/m2)を測定します。
  4. 続いて、試験片に水0.3mL滴下し湿潤時の放熱量(W/m2)を測定します。
  5. 乾燥時放熱量と湿潤時放熱量との差を、ヒートロス値(W/m2)として算出します。

試験結果の見方
ヒートロス値が大きいほど、気化熱による温度減少が大きく涼しいと感じます。

問い合わせ先
大阪事業所 資材ラボ
TEL:06-6441-6756

 
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