靴/ ヒールの衝撃強度試験

概要

 靴のヒールが衝撃を受けた時の強度について調べる試験です。


目的

 着用時にかかる衝撃でヒールが破損した場合、転倒などの重大事故につながる恐れがあります。着用時にかかる衝撃に対し、ヒールの強度が十分であることを確認するための試験です。


試験対象品
  • ヒール高さ4.5cm以上の靴
試験方法
  1. ヒール接地面から上方10mmの位置にハンマーが当たるように、試験機に固定します。
  2. 22Jの衝撃力を与え、ヒールが破損する最大吸収エネルギーを測定します。
試験結果の見方

数値が大きいほど、強度が高いことを示します。一般的な目安値は次の通りです。

  • 最大吸収エネルギー:15.7J以上


 

J(ジュール):仕事量・エネルギー・熱量の単位。1ジュール:1Nの力が物体を1m動かすときの仕事量。