目次

 

1 LCA算定ツールとは?

LCA(ライフサイクルアセスメント)を定量的に評価・算定するために用いるツールのことで、LCA算定ツールには主に2つあります。
一つは「LCAデータベース」で、もう一つは「LCAソフトウェア」となり、それぞれの利用用途は下表のようになります。

LCAデータベース LCAソフトウェア
  • LCA算定において基本的に必須
  • LCA算定の手間を減らすのに有効
  • 詳細な分析が可能
 

LCAデータベースとは?

LCA算定に必要となる環境負荷データをまとめたデータベースです。

LCA算定は「活動量×環境負荷原単位」の計算式で行います。活動量は、基本的に算定者がデータ収集することになりますが、環境負荷原単位については、算定者が直接収集することが難しいことからLCAデータベースの値を使用することになります。このためにLCA算定では、LCAデータベースが必須となります。

LCAデータベースには、様々な種類があります。例えば日本であれば、国立研究開発法人 産業技術総合研究所が開発を行っているAIST-IDEA( IDEA:Inventory Database for Environmental Analysis)がよく使用されています。海外であれば、スイスに拠点を置く非営利団体Ecoinvent Associationが開発・提供しているEcoinvent等が有名です。

 

LCAソフトウェアとは?

LCA算定者が効率よく、詳細な分析ができるソフトウェアのことです。

LCAデータベースと表計算ソフトウェアなどを使用すれば、LCA算定を実施することは可能です。つまり、LCAソフトウェアはLCA算定において必須ではありません。
しかし、環境影響領域を複数評価したいなどの場合、表計算ソフトウェアなどではLCA算定に時間がかかる可能性があります。そこでLCAソフトウェアを活用すれば、LCA算定の手間を減らすと共に、より詳細な分析ができるようになります。 LCAデータベースと同様、LCAソフトウェアにも複数の種類があります。ここでは参考までに、LCAソフトウェア MiLCA(みるか)を簡単にご紹介したいと思います。

 

2 LCAソフトウェア「MiLCA(みるか)」とは?

MiLCAは、日本国内発のソフトウェアであり、株式会社LCAエキスパートセンターが開発・提供しているLCAソフトウェアです。長年多くの企業に活用されており、導入実績としては450組織となります。LCAデータベースとしてAIST-IDEAを標準搭載し、直感的な操作によって気候変動や複数領域への環境影響を算定することができます。 また、SuMPO環境ラベルプログラムのSuMPO EPD申請機能も搭載されております。

当センターは、クラウドサービスMiLCAの正規販売代理店です
LCAソフトウェアにご興味ございましたら、当センターまでお気軽にお問い合わせください。
当センターから購入申請いただく場合の販売特典もご用意しております。
販売特典については こちら

 

3 LCAソフトウェア MiLCAの実務研修

当センターでは、LCAソフトウェアMiLCAの実務研修を行っております。
LCAソフトウェアMiLCAを購入したが説明書だけでは操作が難しいなど、お困りの方は当センターまでお気軽にお問い合わせください。

研修時間
10:00〜17:00(時間については調整可能です。ご相談下さい。)

研修内容

  1. 基本機能の紹介
  2. 基本機能の操作
  3. LCAデータベースの解説(AIST-IDEA)
  4. 高度な操作
  5. 目的別のLCAの実施
 

備考

  • 企業様毎の個別開催となります
  • お問い合わせいただきましたら、後日お見積り等の詳細をご連絡させていただきます
  • お問い合わせ時には、研修日時のご希望日をご連絡下さい
  • 日程調整等の関係上、開催ご希望日の1ヵ月前にはご連絡をお願いします
  • 研修内容をお客様のご要望に合わせてカスタマイズする事も可能ですので、ご希望ありましたらお問い合わせ時にご連絡下さい
  • 本研修の受講には「MiLCA」のライセンスが必要です


 

サステナビリティ経営推進部 サステナビリティ戦略推進室
TEL: 03-6736-5406