各種細菌を用いた抗菌性試験のご案内

2024.11.05
試験・検査

     繊維製品やプラスチック素材における抗菌性試験のJISやISOなどの公定法では、一般的に黄色ぶどう球菌、肺炎かん菌、大腸菌などが用いられています。しかしながら、現代では食中毒を引き起こす下痢原性細菌や、院内感染を引き起こす細菌などが原因となり重篤化する恐れがあります。

     当センターでは、抗菌性試験の公定法に規定されていない各種細菌を取り揃えており、それらの細菌を抗菌性試験に用いて試験・評価することが可能です。利用できる細菌は下表の通りです。

    評価可能な細菌の種類 特徴
    大腸菌O157:H7 食中毒原因菌の一種
    サルモネラ属 食中毒原因菌の一種
    セラチア属 院内感染の原因菌の一種
    プロテウス属 院内感染の原因菌の一種
    表皮ぶどう球菌 皮膚常在菌の一種
    エンテロコッカス属 腸管常在菌の一種
    コリネバクテリウム属 悪臭原因菌の一種
    ※安全性の高い株に限りご対応可能です。

    サルモネラ(Salmonella enterica

    出典:国立感染症研究所ホームページ


     

    対応可能な試験方法の例


    上記の菌種・試験方法以外についても対応可能な場合もございますので、お気軽にお問い合わせください。

お問い合わせはこちら
東京事業所 バイオラボ
TEL 048-258-3277
大阪事業所 生物ラボ
TEL 06-6441-6756