マイクロプラスチックによる海洋汚染が社会問題となっています。繊維製品は、タイヤや塗料等と並び、マイクロプラスチック発生源の一つに挙げられています。繊維製品として身近な衣料品は、様々な外力により繊維が脱落したり千切られたりし、繊維の短い断片=ファイバーフラグメント(Fibre fragment)を発生させます。このファイバーフラグメントについて調べることが、繊維由来のマイクロプラスチック問題を理解することに繋がります。家庭においては、衣料品の洗濯によって排水中にファイバーフラグメントが発生しているものと想定されます。
当センターでは、生地からファイバーフラグメントがどの程度脱落するのかを評価する、AATCC 212(Test Method for Fiber Fragment Release During Home Laundering)の試験受託を開始します。
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