縫合部強さ(JIS T 8115/ ISO 13935-2)

縫合部強さ:JIS T 8115/ ISO 13935-2
試験方法
  1. 縫目を中心に、縫目方向に対して水平に100mm、垂直に250mmの試験片を5枚以上採取します。
  2. 引張試験機に表側つかみ(25mm×25mm)および裏側つかみ(25mm×50mm)をセットし、つかみ間隔は100mmに調整します。
  3. 上下のつかみに試験片を装着し、50mm/minの速度で引っ張ります。
  4. 試験片が破断した時の最大引張強さ(N)の平均値を算出します。
  5. また、試験片が破断した時の原因(生地の切断、縫目部分での切断、縫い糸の切断、糸抜けなど)を付記します。


試験結果の見方

 JISでは次のように分類されています。

クラス 縫合部強さ
6 500N超え
5 300N超え 500N以下
4 125N超え 300N以下
3 75N超え 125N以下
2 50N超え 125N以下
1 30N超え 50N以下

JIS T 8115 : 2015 表18より(表は当センター作成)


 

JISの要求事項
気密服(タイプ1)、陽圧服(タイプ2):

 縫合部強さクラス5以上

液体防護用密閉服(タイプ3)、スプレー防護用密閉服(タイプ4)、ミスト防護用密閉服(タイプ6):

 縫合部強さクラス1以上