壁紙のホルムアルデヒド放散量
概要
建材の分野ではシックハウス対策の商品が開発されています。壁紙にはJIS規格(JIS A 6921)があり、その中では様々な品質が規定され、「ホルムアルデヒド放散量」は0.2mg/L以下であることが要求されております。
JIS A 6921 デシケータ―法
試験方法
- デシケーターの中に試料と蒸留水の入った容器を入れて、フタをして密封し、23℃で24時間放置します。
- 24時間後に蒸留水を取り出して、試料溶液とします。
- アセチルアセトン法により分光光度計で測定し、溶液内のホルムアルデヒド量を測定します。
この試験で必要とされる試料のサイズは、「15cm×20cm(2枚)」及び「15cm×40cm(2枚)」です。
補足
同様の試験には合板やパーティクルボードなどのJIS規格、又はJAS規格があり、デシケータ法によるホルムアルデヒド放散量の測定が規定されています。