【台湾】内販情報:子ども用レインコートが商品検査マークの対象になります!

2015.04.17
法律

     2015(中華民国暦104)年9月1日より、台湾で販売する子ども用レインコートが、BSMI(検験局)の検査対象品となり、検査申請および、商品本体、下げ札、パッケージのいずれかに商品検査マークの表示が必要となります。

     

    1.検査対象

    ◆商品名「子ども用レインコート」(レインスーツ、ポンチョ、使い捨てレインコートも含む)

    ◆BSMI(検験局)発表の参考CCCコードに該当する子ども用レインコート(適用身長70cm以上150cm以下)

    参考CCCコード:3926.20.00.90-2/6210.20.00.00-0/6210.30.00.00-8/6210.40.00.00-6/6210.50.00.00-3

    ※上記は参考であり、検査の対象品であるか否かは、BSMI(検験局)で判断される。

     

    2.検査基準と検査項目

    ◆検査基準
    ・CNS 15503 子ども用品⼀般安全要求

    ・CNS 15291 子ども衣類に関する安全性規定 コードと引き紐 (年少と年長で要求事項が異なる)
    年少:適用身長133cm以下。年齢7歳未満。 年長:適用身長133cmから150cm以下。年齢7歳以上12歳以下。

    ・商品表示法第9条の表示事項

    ◆検査項目及び基準値

    ・8種類のフタル酸エステル系可塑剤(DMP、DEP、DBP、BBP、DEHP、DNOP、DINP、DIDP)の総含有量が重量比0.1%以下であること

    ・重金属8元素の含有量(アンチモン<Sb>、ヒ素<As>、バリウム<Ba>、カドミウム<Cd>、クロム<Cr>、鉛<Pb>、水銀<Hg>、セレン<Se>)が基準値以下であること

    物質名 Sb As Ba Cd Cr Pb Hg Se
    基準値(mg/kg以下) 60 25 1000 75 60 90 60 500

    ・レインコートのフードや頸部に使用しているコードと引き紐

    ・表示
    ①商品名

    ②主要素材または材質

    ③適用身長

    ④製造日(年・月・日)

    ⑤製造(委託)者名・電話番号・住所・原産国、輸入品は、輸入者・電話番号・住所も表示

    ⑥使用方法及び注意事項または、警告表示

    ⑦商品検査マーク

     

    3.検査方法

    「監視検査」と「験証登録」の2種類があり、検査費用も異なります。

    上記の出荷前検査の他、市場抜き取り検査にてランダムに安全性の確認が行われる予定です。

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TEL 03-5759-4120