新しい抗ウイルス性試験(シェーク法、抗ウイルス加工剤)のご案内

2023.06.15
試験・検査

     2023年7月1日より、一般社団法人抗菌製品技術協議会が運用しています抗ウイルス性試験に、新たに2つの評価試験が追加されます。またこれに伴いSIAAマークが新たに追加されます。

    • 抗ウイルス性評価方法(シェーク法)
    • 抗ウイルス加工剤の抗ウイルス性評価方法
     
       


     SIAA試験事業者である当センターにおいても、2023年7月1日より2種の新たな抗ウイルス性試験の受託試験を開始いたします。
     

    抗ウイルス性評価方法(シェーク法)

     これまでSIAAマークで対象となる抗ウイルス加工製品は、ISO 21702で評価可能な非吸水性表面を持つ製品に限られていました。この度、新たに制定された抗ウイルス性評価方法(シェーク法)により、スポンジ製品などのISO 21702で評価ができない製品の評価と、SIAAマーク登録が可能になります。

    試験方法の概要

    1. 試験片(抗ウイルス加工品および無加工品)にウイルス液を接種し、25℃、24時間振とうしながら接触します。
    2. ウイルス感染価をプラーク法で測定し、ウイルス活性値を算出します。
     

    抗ウイルス加工剤の抗ウイルス性評価方法

     抗ウイルス加工剤に関しては評価方法がなく、今回制定された試験方法により、加工剤のSIAAマーク登録が可能になります。抗ウイルス加工に用いる水溶性の薬剤等が対象となります。

    試験方法の概要

    1. 抗ウイルス加工剤試験液および対照試験液(精製水)にウイルス液を接種し、25℃、24時間静置します。
    2. ウイルス感染価をプラーク法で測定し、ウイルス活性値を算出します。
     

    試験方法の詳細は こちら

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