海洋プラスチック問題に関する試験のご案内(その2)

2023.05.11
試験・検査

     アパレル業界にとって、洗濯時に衣料品から排出されるマイクロプラスチックによる海洋環境への影響は、大きな関心事となっています。このたび、最終繊維製品から発生するファイバーフラグメント量を測定する方法として、ISO 4484-3 (Textiles and textile products - Microplastics from textile sources - Part 3: Measurement of collected material mass released from textile end products by domestic washing method)が2023年5月に制定されました。最終繊維製品とは、シャツ、パンツ、フリース、ブラウスなどの衣料用完成品、毛布、ラグ、カーテンなどの家庭用最終繊維製品やユニフォームなどの産業用最終繊維製品を指します。

     ISO 4484-3は日本発の国際規格で、日本化学繊維協会の主導のもと、当センターがプロジェクトリーダーを務め、技術開発をおこなったものです。洗濯時に排出されるファイバーフラグメントの発生を抑えた繊維製品の評価を実施し、繊維業界への貢献ができると考えています。


    製品試験:ISO 4484-3の試験方法は こちら

    生地試験:AATCC TM212の試験方法は こちら



     

お問い合わせはこちら
大阪事業所 営業推進室
TEL 06-6441-6756