防ダニ性試験

概要

 防ダニ加工が施された繊維製品の室内じん性ダニ(ヤケヒョウヒダニ)に対する忌避効果(ダニを寄せ付けない効果)および増殖抑制効果(ダニを増やさない効果)を評価します。繊維製品の防ダニ性試験 JIS L 1920 では、評価項目(防ダニ加工の種類)と試料の種類によって試験方法を選択します。

評価項目 試験方法 試料の種類
忌避効果 侵入阻止法 カーペット、ふとん側地、カバー・シーツ類、毛布など
ガラス管法 A法 わた、羊毛、合成繊維など
B法 羽毛など
増殖抑制効果 増殖抑制試験 A法 カーペット、ふとん側地、カバー・シーツ類、毛布など
B法 わた、羊毛、合成繊維、羽毛など

試験対象品
  • カーペット
  • ふとん側地
  • カバー・シーツ類
  • 毛布
  • わた
  • 羊毛
  • 合成繊維
  • 羽毛
侵入阻止法(忌避効果)
試験方法
シャーレ大にダニ1万匹を撒き、シャーレ小に加工試料または未加工試料を入れ、中央部にダニの餌を置き、さらにシャーレ小をシャーレ大の中央部におきます。
24時間静置後、シャーレ小の中に誘引された生存ダニを計数し、忌避率を算出します。


ガラス管法(忌避効果)
試験方法
A法

 ガラス管の一方を粘着テープで塞ぎ、この粘着面にダニ誘引用の餌を付着させます。

ここにダニ計数用わたを詰め込み、続いて加工試料または未加工試料を詰め込みます。
このガラス管にダニ1万匹を含むダニ培地を入れ高密度織物で封をした後、48時間静置後、

ダニ計数用わたと粘着テープ上の生存ダニを計数し、忌避率を算出します。

 

B法
 A法と同様。金網を使用して羽毛の飛び出しを防止します。


増殖抑制試験(増殖抑制効果)
試験方法
A法

 シャーレ小に加工試料または未加工試料を敷き詰め、50〜80匹/0.1gのダニ培地を試料にばらまいた後、

4、6および8週間放置後、シャーレ内の生存ダニを計数し、増殖抑制率を算出します。

 

B法

 サンプル瓶に加工試料または未加工試料を敷き詰め、50〜80匹/0.1gのダニ培地を試料にばらまいた後、

4、6および8週間放置後、サンプル管瓶内の生存ダニを計数し、増殖抑制率を算出します。