フレキシブルコンテナバッグ(フレコンバッグ)とは、土砂や穀物など粉状物質の保管・輸送などによく使用される袋状の産業資材です。フレコンバッグはJIS Z 1651やJIS L 1096などに規定されている試験にて評価を行うのが一般的です。
当センターで実施可能なフレコンバッグの試験の一例を以下にまとめました。
試験項目 | 試験概要 | 必要生地サイズ |
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耐候性 | サンシャインウェザーメーターによる耐候処理を行い、処理前後での引張強さおよび引裂強さを比較する。 | 50×100cm (引張試験と引裂試験を行った場合) |
耐水性 | 25±1時間水中浸漬処理を行い、処理前後の引張強さ・引裂強さを比較する。 | 100×100cm |
引張強さ | [生地] たて方向及びよこ方向へ引張り、破断時の荷重(N)を測定する。 |
生地の場合 50×50cm |
[ベルト・ロープ] 長軸方向へ引張り、破断時の荷重(N)を測定する。 |
ベルトの場合 5.0m |
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引裂強さ | たて方向及びよこ方向に引き裂いた時の最大荷重(N)を測定する。 | 70×70cm |
耐熱性 | 生地の表面を向い合せて70±3℃の環境下で1時間1kgの重りを載せ放置する。その後にただちに引き剥がし、異常の有無を調べる。 | 10×10cm |
耐もみ性 | JIS L1096に規定するスコット形もみ試験機により処理を行い、異常の有無を調べる。 | 30×30cm |
密度 | たて糸及びよこ糸の単位長さあたりの本数。 | |
質量 | 200mm×200mmの生地の質量より1㎡あたりの質量を算出する。 | 50×50cm |