遮光性試験(JIS L 1055)

概要

カーテンで光を遮る(遮光性)度合いを評価する試験方法です。


目的

 一般家庭で使用する遮光カーテンは、外の光を遮り部屋を暗くすることが目的となります。そのため、寝室や西日が強い部屋に利用される場合が多いようです。最近ではホームシアターで臨場感を高めるために部屋を暗くしたり、遮光カーテンの生地が厚地である特徴を生かして、断熱・節電効果を期待することもあるようです。


試験対象品
  • 遮光カーテン
  • 暗幕
試験方法
JIS L 1055 A法
試験方法

 内部につや消し黒色塗料を塗布し、その上部に直径100mmの孔を開けた試験箱を用意し、その中に照度計を設置します。試験箱の上には一般照明用ハロゲン電球があり、照度を100,000±5,000lxまたは、10,000±500lxに調整した装置を使用します。

遮光装置

       遮光測定装置
 

 直径100mmの孔の上に試験片を載せた時の照度を測定し、下式の通り遮光率を算出します。


遮光率(%)

={(試験片を装着しない時の照度ー試験片を装着した時の照度)/試験片を装着しない時の照度}×100

試験結果例
試験項目 試験結果 試験方法

遮光率

99.99%

(5.25 lx)

JIS L 1055 A法

光源の照度:100,000 lx

( )内は実測値

試験結果の見方
遮光率が大きいほど、遮光性能が高い(光を遮る性能が高い)ことになります。
補足
一般社団法人日本インテリアファブリックス協会(NIF)では、下表の様な等級を定めています。
1級 2級 3級

遮光率

99.99%以上

遮光率

99.80%以上

99.99%未満

遮光率

99.40%以上

99.80%未満

人の顔の表情が

識別できないレベル

人の顔あるいは表情が

分かるレベル

人の表情は分かるが

事務作業には暗いレベル

一般団法人日本インテリアファブリックス協会 「表示基準、試験方法及び判定基準 1-1遮光(カーテン)」より引用

コラム

 光源の照度は、100,000lxまたは10,000lxを用いますが、遮光カーテンの様な遮光性の高いものは100,000lxを用いることが一般的です。

 また遮光カーテンは裏地付きのものがあり、表地と裏地を重ねて実用的な遮光性能を測定することも可能です。