短鎖塩素化パラフィン類(SCCPs)の含有量を調べる試験です。
短鎖塩素化パラフィン類(SCCPs)は、難燃剤、プラスチックの可塑剤※1、皮革加工時の加脂剤などとして使われることがあります。難分解性、生物蓄積性が問題視されており、POPs条約※2などで使用が制限されています。
※1 樹脂に柔軟性を持たせるための添加剤
※2 POPs条約・・・残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約
(POPs:Persistent Organic Pollutants・・・残留性有機汚染物質)
SCCPsとは?
「短鎖塩素化パラフィン」の英名「short chain chlorinated paraffins」の略です。アルカンに塩素が結合した有機塩素化合物を総称して「塩素化パラフィン」と呼びますが、中でも炭素数10から13のものを「短鎖塩素化パラフィン」と言います。「短鎖塩素化パラフィン(C10-C13)」などと表記する場合もあります。