汗染みの見えにくさ試験 のご案内

2013.03.18
試験・検査
    梅雨の汗ばむ季節や夏の炎天下に外出して、シャツの腋や背中の部分に汗染みが出来てしまったことや、そんな人を観かけたことがあるかと思います。最近では、このような状況への対応として“ 汗染みが見えにくい” 性能を持つ生地を用いた商品が展開されています。

    そこでカケンでは、汗を吸った時に衣服の表側から汗染みが目立たない加工について、吸水した部分の色差を目視判定や測色計によって測定し、生地の” 汗染みの見えにくさ” の評価方法として「汗染みの見えにくさ試験」を実施しています。
     
    汗染みを見えにくくする加工の一例…
    汗染みを見えにくくする加工には様々な方法が開発されてきていますが、加工方法の一例を紹介いたします。生地の肌に接触している面(裏面)では吸収した汗を拡散させ、生地の表面にはっ水加工を施すことで、生地表面に汗が浮き上がりにくくする方法があります。


    汗染みの見えにくさ試験とは

    この試験では、調湿した生地の裏面から吸水させ、生地表面の湿潤部分と乾燥部分の変退色(色差)を評価します。
    ガラス板上に水を1 滴載せ(①)、試験片の裏面が水滴に接するようにガラス板の上に試験片を載せます(②)。
    水が試験片に染み込んだら、試験片の表面の湿潤部分の変退色をグレースケールにより目視判定(級)もしくは
    測色機により乾湿部の色差の測定を行います。





     


    汗染みの見えにくさ試験の結果例

    目視判定の場合  「4 級」
    測色機による測定の場合 「⊿ E*ab = 1.57」

     「汗染みの見えにくさ」の結果は
     目視級数の数値が大きいほど「汗染みが見えにくい」ことを表します。
     または、測色計での色差(⊿ E*ab)の数値が小さいほど「汗染みが見えにくい」ことを表します。
     汗染みを見えにくくした生地の測定だけでなく、従来生地や未加工生地(対照品)の測定を同時に行いますと、
     測定結果がより解釈しやすくなります。
     必要試料サイズ: 約40cm × 40cm 1 枚(A4 サイズ2 枚程度)
     
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東京事業所 資材テストラボ
TEL 048-258-9514