刃物・ナイフに対する切創抵抗性試験のご案内

2014.05.15
試験・検査

    東京事業所 資材テストラボでは、刃物・ナイフに対する切創抵抗性試験 (ISO 13997:1999、JIS T8052:2005)の試験が可能です。

     

    ISO 13997 Protective clothing - Mechanical properties - Determination of resistance to cutting by sharp objects、JIS T8052 防護服-機械的特性-鋭利物に対する切創抵抗性試験方法は、防護服用に設計された材料及び組立て部品のナイフ、金属薄板部品、金属切りくず、ガラス、刃のある工具、鋳造物などの鋭利な物に対する、耐切創性(切れにくさ)を定量的に測定します。
    防護服、作業服、耐切創手袋、耐切創エプロン、耐切創リストバンド、など機械的作用を伴うアイテムなどに有効な試験です。

     

    【 切創抵抗性試験とは 】


試験機全体画像「 TDM-100 」

この試験は,試料と接触させた試験用刃物に負荷荷重を徐々に加えながら、試験用刃物をゆっくりと移動させ、刃物が試料を貫通したときの力から、切創抵抗性を評価する試験です。
刃物と、試料の下に位置する試料ホルダとの電気的な接触により、試料の貫通を検出します。

【 評価方法 】


測定部分 拡大画像

試験装置に取り付けた試験片上を、試験測定用刃物が20㎜移動して試験片を切断する時に必要な切断荷重(N)で表します。
なお、この試験機の試験用刃物の移動する速度は、1 分間に150㎜とゆっくり移動するため、衝撃性の要素は含まれません。
なお本試験機は、ASTM F 1790-5 「 保護服の中で使用される材料の切断抵抗を測定するための標準試験法 」Standard Test Method for Measuring Cut Resistance of Materials Used in otective Clothing にも対応しております。
お問い合わせはこちら
東京事業所 資材テストラボ
TEL 048-258-9614