陸上競技場における「投てき可能な人工芝」の日本陸連指定検査機関になりました

2018.11.08
試験・検査

    【2019年11月追記】「国際陸上競技連盟(International Association of Athletics Federations)」:略称「国際陸連(IAAF)」は2019年11月1日、「World Athletics(世界陸連)」に名称変更しました。下記掲載内容は、発行当時の団体名称を使用しています。

     

     日本陸上競技連盟(JAAF)は「投てき実施可能な人工芝敷設ガイドライン」を定め、2018 年度から公式に導入しています。 この度、カケンテストセンター大阪事業所は、砲丸、円盤、ハンマー、やり投げなどの投てき競技が可能な人工芝の、JAAF指定検査機関になりました。

    「投てき可能なロングパイル人工芝」は 2006 年に日本のメーカーが世界に先駆けて開発し、国内では既に実用化されています。 改定版の国際陸連(以下、IAAF)施設マニュアルに「投てき実施可能な人工芝」の使用を認める記述が加わる予定で、各国の陸連とサッカー協会が認めることを条件として、IAAF 認証競技場に敷設することが可能となりました。
    こうした流れを受けて、JAAF は 2018 年 4 月 1 日に規則改定をし、従来は天然芝が必須であった JAAF 第1種・第2種・第3種公認陸上競技場のインフィールドに「投てき実施可能な人工芝」の敷設も可能としました。
    敷設する人工芝は、JAAF 指定検査機関であらかじめラボテストを実施し、基準値を満たした人工芝であることが必須となります。 また、インフィールドへの人工芝敷設後、フィールドテストを実施し、基準値をクリアする必要があります。

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大阪事業所資材ラボ
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