第9回ウェアラブルEXPO出展レポート

2023.02.01
業務

     当センターは、2023年1月25日(水)~27日(金)の3日間、東京ビッグサイトで開催された「第9回ウェアラブルEXPO」に出展しました。


 スマートウェア・スマートウォッチ・スマートグラスなどのウェアラブル製品が多数開発され、市場にあふれてきています。当センターは、「ウェアラブル試験機関」として「ウェアラブル製品の耐久性評価」をテーマとし、試験方法や評価方法に関する展示をしました。

 展示会の総来場数は約7.4万人となり、当センターのブースにおいても多くのお客様にお越しいただきました。主な見どころを紹介します。



 私たちの身の周りにあるウェアラブル製品をイラストMAPで表示し、分かりやすく展示しました。


「曲げ」に対する耐久性
 

 ウェアラブル製品を使用する際に、屈曲しても品質に問題が生じないか、その評価方法を展示しました。例えば、スマートテキスタイル、フレキシブルテープ、樹脂フィルム、スマートフォンの液晶画面、スマートグラスのつるなどが評価可能です。

 今回紹介した、曲げ試験ではリアルタイムで通電性を測定することが可能で、断線が発生するまでの回数を測定することができます。


 

「光」に対する耐久性
 

 ウェアラブル製品を使用していくと、光に暴露され変色や強度劣化することで品質に問題が発生することがあります。今回は、立体物の状態でも光照射できる試験機を用いて、スマートウォッチ、サングラスなどを実際に光照射している状況を展示しました。


 

「汗と高湿度」に対する耐久性
 

 ウェアラブル製品を身に着ける際に、汗などの湿気で金属部分の腐食やケーブルの変色などが発生することがあります。モバイルバッテリーなどの接続に利用されるUSBケーブルなど金属部分が腐食している状態を展示しました。



「洗濯」に対する耐久性

 

 洗濯可能なウェアラブル製品を洗濯した後に、動作などの異常が発生することがあります。ホットカーペットなどは、洗濯後にヒーターの温度ムラが発生するさまをサーモカメラで視覚的に見ることが出来ることを展示しました。



 当センターブースに足を運んでいただいたお客様、誠に厚く御礼申し上げます。


 

 ウェアラブルEXPOで展示した資料がダウンロードできます。



 ウェアラブルEXPOで展示した試験機や関連する機能性試験についてのご質問などは、下記までお問い合わせ下さい。

ウェアラブル試験チーム

wearable.testing-service@kaken.or.jp