エコプロ2022出展レポート

2022.12.14
業務

     当センターは、2022年12月7日(水)~9(金)の3日間、東京ビッグサイトで開催された「エコプロ2022」( 環境問題とSDGsに向き合い持続可能な社会へ)に出展しました。

     当センターは 日本化学繊維協会 と共同出展し、「サステナブルな社会に貢献する化学せんい」をメインテーマを掲げ次の4つのゾーンに分け、持続可能な社会の実現に貢献する製品・技術・コンセプト・活動を幅広く展示しました。

    1. カーボンニュートラルに貢献する(リサイクル・石油代替(植物由来))
    2. 快適な暮らしをささえる(水処理・空気清浄・衛材)
    3. 豊かな地球環境を守る(海洋汚染対策・動物愛護)
    4. SDGsに貢献する化学せんいを評価(当センターのコーナー)
       

     展示会の総来場者数は約6.2万人となり、当センター・日本化学繊維協会のブースにおいても、小学生から大人まで多くのお客さまにお越しいただきました。

ブースの様子

1. 「せんい・せんいくずを調べる」の紹介

  • 日本化学繊維協会では、「カーボンニュートラルに貢献する」のコーナーで、ペットボトルリサイクル繊維・バイオマスを使用した化学繊維・生分解性繊維・植物由来の化学繊維を展示し、「豊かな地球環境を守る」のコーナーでは、洗濯時の繊維くずの発生を抑制する素材を展示しました。
  • 当センターは、植物由来の繊維や生分解性繊維を拡大し、繊維鑑別していることや、洗濯時に発生する繊維くずの評価を紹介しました。
せんいを調べる/せんいくずを調べる
 

2. 「マスク・バリア性を調べる」の紹介

  • 日本化学繊維協会では、「快適な暮らしをささえる」のコーナーで、医療用不織布マスクや医療用不織布キャップなどを展示しました。
  • 当センターは、不織布マスクのウイルス飛まつ・バクテリア飛まつ・微小粒子捕集効率のパネル、医療用防護服の人工血液バリア・ウイルスバリアのパネル、マスクの人工血液バリア性の実物展示を行い紹介しました。

マスクを調べる/バリア性を調べる

 

3. 「暖かさ・汚れの落ちやすさを調べる」の紹介

  • 日本化学繊維協会では、「豊かな地球環境を守る」のコーナーで、エコファー、軽量保温性素材、高耐久防汚素材などを展示しました。
  • 当センターは、動物愛護・省エネルギーの観点から化学繊維を使用した保温性評価をパネルで展示しました。また、防汚素材を用いて実際に汚れが落ちやすい素材であるかを実演し、来場者に体感して頂きました。

 
暖かさを調べる/汚れの落ちやすさを調べる   「汚れの落ちやすさ」の実演の様子

4.化学せんいおもしろ実験教室

 日本化学繊維協会とのコラボイベントとして、3日間を通して「化学せんいおもしろ実験教室」を1日6回(計18回)開催しました。すべての回で小中学生をはじめ、大人の方々まで多くの方に参加していただき、大盛況の実験教室となりました。

 
  • 「高耐久防汚素材の比較実験」では、防汚加工した生地と未加工の生地にラー油を垂らして、洗濯液で洗い防汚加工生地の汚れが落ちている様子を実験しました。
  • 「中空糸膜の水処理実験」では、赤サビ水を中空糸膜を通過させると透明な水に変化するさまを実験しました。
  • 「エコファーと天然毛皮の比較実験」では、化学繊維のエコファーと天然毛皮を手触り体験してもらいました。

おもしろ実験教室の様子


 

「SDGsに貢献する化学せんいを評価」(当センターのコーナー)
 SDGsに貢献するさまざまな機能をもつ化学繊維が開発され、その機能を評価する検査機関として持続可能な社会に貢献していきたいと考えています。
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