エコプロ2019出展レポート

2020.01.14
業務
     当センターは、2019年12月5日(木)~7日(土)の3日間、東京ビッグサイトで開催された「エコプロ2019 持続可能な社会の実現に向けて」に出展しました。

ブースの様子

 当センターは日本化学繊維協会とコラボし、「SDGsに貢献する化学せんい」をメインテーマに「エネルギーを節約する/気候変動を防ぐ」「限られた資源を有効に使い続ける」という目線で、持続可能な社会の実現に貢献する製品・技術・コンセプト・活動を幅広く展示しました。
 展示会の総来場者数は約14 万人となり、当センター/日本化学繊維協会の合同ブースにおいても、小学生から大人まで多くのお客さまにお越しいただきました。
 主な見どころを三つご紹介します。
1. 「SDGsに貢献するカケンの業務と活動」の紹介

 当センターが日々行っている試験検査業務、CSR 監査、大学での講義などの活動が、17のゴール・169のターゲットから構成される「SDGs(持続可能な開発目標)」にどのように当てはまり、目標達成のために貢献しているかを紹介しました。

 このコーナーはとても好評で、多くの来場者にお越しいただきました。そして、今後の活動に活かせる様々なコメントや貴重なアイディアを頂戴いたしました。

SDGs×KAKENポスター

2.取扱い表示の重要性と機能性試験での貢献

 当センターで行う試験の結果をもとに、衣服の取扱い表示が付けられています。この取扱い表示により、消費者が家庭で衣服を適切に扱い、長持ちさせられるようになることが、持続可能な社会の実現の第一歩となります。

 その他、ブースに展示した接触冷感、吸湿発熱、吸水速乾性を持つ繊維製品について試験を行い、機能を数値化することで化学せんいの効果を証明しています。皆さんが省エネ生活を実現するために機能性繊維を使用した衣服を着ることが、地球の気候変動に対する具体的行動になります。

 私たちが行う試験や検査が、持続可能な社会の実現化に貢献していることを知っていただく、とても良い機会になりました。

機能性試験機の紹介

誤った取扱いで発生したクレーム商品

3.化学せんいおもしろ実験教室
 日本化学繊維協会とのコラボイベントとして、3日間を通して「化学せんいおもしろ実験教室」を1日6回(計18回)開催しました。すべての回で小中学生をはじめ、大人の方々まで多くの方に参加していただき、大盛況の実験教室となりました。
 「エコファー vs リアルファー」や「合成皮革vs 天然皮革」の手触り体験、発熱する繊維(吸湿発熱繊維)の発熱体験、中空糸膜によるフィルタリング体験などの実演を行いました。日常生活で使える小ネタや夏休みの自由研究のテーマを持ち帰ることはできましたでしょうか。

子どもから大人まで大盛況の実験教室の様子

 この度、足をお運びいただいた皆様方には、誠に厚くお礼申し上げます。当センターは、2月に「ウェアラブルEXPO」に出展いたします。こちらの展示会にも是非お越し下さい。 詳しくはこちら⇒ 第6回ウェアラブルEXPOに出展します

 また、機能性試験やSDGsに係るCSR監査についてのご質問などは、こちらのフォームよりお問い合わせ下さい。