繊維製品が肌へ与える影響を考慮して、”生地のpH”について基準(中国のGB規格、韓国のKCマークなど)が設定されていることがあります。例えば、日本で企画した製品を中国内で販売する場合、GB規格による試験が必要となります。”生地のpH”は、正確には生地を水または塩化カリウム溶液(KCl)に浸漬し、振とう処理して得られた抽出液のpHを測定します。
GB/T7573の試験の流れは以下の通りです。
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ISO 3071 や JIS L 1096・B法もほぼ同様ですが、JISでは溶出の際水を使用します。(確認試験にはKClを用います。)