コーンカロリーメータによる発熱性試験

概要

 コーンカロリーメータは試料の燃焼時の発熱量などを測定するための装置で、建築基準法の不燃材料等の評価には、この装置による発熱性試験の項目が含まれています。当センターでは法令に基づく認定業務は行っていませんが、材料選定時の発熱性の事前試験や試作品の試験としてご依頼を受けております。

  

建築基準法の不燃材料等の評価

種類 加熱時間 性能要求内容(左記の時間、全てを満たすこと)
不燃材料 20分

(1)総発熱量8MJ/㎡以下

 

(2)最高発熱速度が10秒を超えて連続して200kW/㎡を超えることがないこと

 

(3)防火上有害な裏面まで貫通する亀裂および穴がないこと

準不燃材料 10分
難燃材料 5分

試験対象品
  • 建材
試験方法
ISO 5660-1:2002準拠
試験方法


 材料をコーンヒータで加熱することにより発生したガスをスパーク点火器で点火・燃焼させ、その燃焼ガスの酸素濃度を測定することで発熱量や発熱速度などを得ます。

  

  • ・1測定の試験片:大きさ 100mm×100mm、厚さ 50mm以内(通常3測定実施)