ピンホール試験(水密性試験)(JIS Z 4810)
概要
JIS Z 4810(放射性汚染防護用ゴム手袋)に記載のピンホール試験について説明します。JIS T 8116(化学防護手袋)では、「耐浸透性」という名称で性能要求がされており、ピンホール試験で評価されます。
試験方法
- 外径約60mm(内径約50mm)×長さ400mmの円筒に、手袋を被せて留め具にて円筒と手袋を固定します。
- 手袋が下になるように円筒をぶら下げ、36℃以下の水1000±50cm3を円筒に注ぎます。
- 水を入れてから2分後に、水漏れを目視で確認します。

- 評価は、JIS Z 9015-1(計数値検査に対する抜取検査手順-第1部:ロットごとの検査に対するAQL指標型抜取検査方式)の検査水準ⅠによるAQL1.5に適合する必要があります。
試験結果例
試験項目 |
試験結果 |
ピンホール(水密性) |
浸透なし |
74個 |
浸透あり |
6個 |
依頼者指定のロットサイズ:35,001-150,000
補足
当センターではJIS Z 9015-1の抜取検査について、出張検品、大量のサンプルサイズ(サンプル中のアイテム数)、AQLに対する適合・不適合に対応しておりません。詳細はご相談ください。