この規格は、形態安定性及び加工の耐久性を高めた製品(ワイシャツ)を評価する方法です。洗濯処理後の外観や寸法を評価する試験です。

JIS L 1930 C4N※法による洗濯処理とタンブル乾燥を繰り返します。繰り返し試験1回目と最終回では、タンブル乾燥処理の前につり干し乾燥処理を行います。洗濯の繰り返し回数は20回または10回で、下記の部位について評価します。寸法変化率以外の評価項目は、評価用標準(レプリカや写真)と比較しての等級評価となります。
※C4N:洗濯温度 40℃でノーマルかくはん
| 評価項目 | 評価部位 | 評価基準 繰り返し10回試験 |
評価基準 繰り返し20回試験 |
|---|---|---|---|
| 生地外観平滑性 | 後身ごろ | 3.2 級以上 | 3.0 級以上 |
| シームパッカリング | えり | 3.5 級以上 | 3.0 級以上 |
| カフス | 3.0 級以上 | 2.5 級以上 | |
| 前立て | 3.0 級以上 | 2.5 級以上 | |
| ポケット | 3.0 級以上 | 2.5 級以上 | |
| わき縫目 | 2.5 級以上 | 2.5 級以上 | |
| ヨーク | 2.5 級以上 | 2.5 級以上 | |
| アームホール | 2.5 級以上 | 2.5 級以上 | |
| 保形性 | えり | 3.0 級以上 | 2.5 級以上 |
| カフス | 3.0 級以上 | 2.5 級以上 | |
| 前立て | 3.5 級以上 | 3.0 級以上 | |
| 寸法変化率 | えり回り | -1.5% ~ +1.0% | -2.0% ~ +1.0% |
| ゆき | -1.5% ~ +1.0% | -2.0% ~ +1.0% |