事業を通じて培った知見、技術を広く社会に資する活動に役立てます。
主に作業服・手袋等に関連した高視認性、熱防護性、化学防護性、機械防護性などと共に、蚊からの防護性を評価する防蚊性にも取り組んでいます。
地球温暖化の進展により、蚊が媒介するジカ熱やデング熱等の感染症発生への懸念が強まっており、日本でも消費者の関心が高まっています。殺虫剤・虫よけ剤などと同様に、防蚊性を持つ衣服等の効果が期待されますが、公的な試験方法がなかったことから、その性能を客観的に評価することができなかったのが実態です。このため、目的に応じた客観的な防蚊性能の評価を可能とする試験方法を定めた 産業標準JISの制定が急がれ、当センターが試験方法を開発しました。

当センターは、2016年3月にGINETEX及びGINETEXのフランスのメンバーCOFREETと「GINETEX及びCOFREETのWIPO(世界知的所有権機関)商標登録である繊維製品取り扱い記号に関する知的財産使用承諾契約」を締結しました。
GINETEX及びCOFREETは、繊維製品取り扱い記号について規定するISO 3758で用いられる5つの基本記号について知的財産を保有しています。両者は、単独又は連名で各国商標当局又はWIPOで商標の出願、登録又は国際登録を行っています。
日本では、ISO 3758に整合化したJIS L 0001(繊維製品の取扱いに関する表示記号及びその表示方法)が2014年に発行されました。これに伴い、家庭用品品質表示法が改正され、2016年12月1日から新JIS規格の表示が義務付けられました。
その際、表示記号の使用料が発生する事態が懸念されましたが、当センターとGINETEXとの契約締結の交渉の中でGINETEXが日本では商標出願する意思がない旨の確約を得て、当センターの狙いどおり日本国内での表示記号の使用料を無料とすることができました。
繊維製品等の品質管理や中国内販、機能性評価、CSRをテーマとするセミナーを開催しました。
関係する諸団体等へ講師を派遣し、人材育成に協力しています。
2014年から、信州大学繊維学部にて、日頃の講義では体験できない「繊維系資格概論」の集中講義を実施しており、繊維製品品質管理士(TES)の普及と人材育成に協力しています。
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| 信州大学 繊維学部での講義の様子 | ||
衣料管理士(TA:Textiles Advisor)の資格を取得するため、家政系、被服系の大学や短期大学から毎年学生を受け入れて講義を行っています。講義では主に、繊維製品における品質試験を受講していただき、繊維業界における衣料管理士としての活躍を支援しています。
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| 当センターでの衣料管理士講座の様子 | ||
未来を担う子供たちに化学繊維の先端性について理解を深めてもらうことを目的として、日本化学繊維協会と当センターが制作に協力し、「まんが社会見学シリーズ 大研究!化学せんいのちから」を講談社が発行しました。この本は、全国の小学校(約 21,000 校)及び公立図書館(約 3,150 館)に寄贈されています。

当センターでは、大規模な災害時における被災者の方々の救援及び被災地の復興等を支援したいという思いから、義援金等を寄付しております。
2011年 東日本大震災
2016年 熊本地震
2018年 西日本豪雨
2020年 新型コロナウイルス感染症対応(上海市)
2024年 能登半島地震
2025年 香港マンション火災
