HOME > 繊維検査を中心としたグローバルテスト機関『カケン』 > カシミヤサンプリング調査レポート(2013.05)

カシミヤサンプリング調査レポート(2013.05)

5月20〜24日の5日間、内モンゴルにてカシミヤの原毛採取及び情報収集を行ないました。


内モンゴルに関する情報は日本に届くことが少ないため、あまり知られていませんが、内モンゴル自治区は中国領土内の北東、モンゴル人民共和国、ロシア連邦との国境沿いに位置しています。面積は日本の約3倍、人口は約2,500万。

海抜はおよそ1200メートルの高原地帯で夏は暑く、冬は寒さが厳しい大陸性の気候です。真冬には氷点下30℃以下になることもあるそうです。カシミヤヤギに細い毛が密生するのはこの寒暖差によるものと言われており、内モンゴル自治区は世界有数のカシミヤの産地として知られています。


モンゴルの平原

都市部から車で移動すると広大な砂漠や平原が延々と広がり、日本ではなかなか見られない地平線を存分に堪能することができます。

訪問時は思いのほか暑く、最高気温が34℃を超える日もありました。想定外の暑さに多少面くらいましたが、現地で振る舞われた白酒(バイジュウ)と呼ばれる強いお酒をたしなみながら暑さをしのぎました。



羊のしゃぶしゃぶ

市内のしゃぶしゃぶ店に行った際のスナップです。肉はもちろん羊肉です。羊肉のしゃぶしゃぶは内モンゴルの名物料理です。クコの実、ナツメ、セロリ、ショウガ、ネギなどの入った薬膳スープで羊肉をしゃぶしゃぶしゴマだれに付けていただきます。

羊肉というとあの特有の臭いが、と思われがちですが、新鮮な羊肉はさっぱりとクセがなく、牛肉と豚肉それぞれの良さを合わせたような、なんとも美味なのです。ついつい食べ過ぎてしまうのですが、羊肉は胃にもやさしく、内モンゴルではとても好まれている食材のひとつです。


今回は都市部から車で3時間ほど移動した地区でカシミヤ原毛のサンプリングを実施しました。


カシミヤ山羊1 カシミヤ山羊2

牧民の住居は日干しレンガ造りで、周囲は石を積み上げた塀で囲われていました。番犬が1匹いましたが、柵から脱走したカシミヤヤギ2頭が門番をしていました。


カシミヤ山羊3

崖を軽快に駆け登るカシミヤヤギを見ることができました。


カケンでは地域、標高など飼育環境による毛の特徴、変化などを調査し、より精度の高い鑑別が行えるよう、産地へ足を運び、原毛の採取、調査を継続的に行っております。

PAGE TOP