JIS L1923「 繊維製品の防透け性評価方法 」が新規制定されました

防透け性の評価

この規格は、2007年からカケンで実施してきた方法と同様に、白色と黒色のタイルを使用して、繊維素材の色が透ける程度を評価する方法です。JIS化に伴い「タイル」の呼称が「バッキング」となりましたが、これまでのカケン法の結果と相関の高い結果が得られることも確認できております。

また、附属書には判定基準の例が記載されました。

ブラウスや婦人ボトム、ユニフォーム、水着などで、よく求められる性能「透けにくさ」を評価できます。

防透け性試験とは

この試験では、生地の下にある色が透ける度合いを評価します。

白色と黒色それぞれのバッキングの上に試料を重ね合わせ、生地表面の色を測色機で測定します。生地の下に白色バッキングがある時と黒色バッキングがある時のそれぞれの明度を測定し、次の式を使って防透け指数を算出します。

防透け指数 = B ÷ W × 100
B:黒色バッキング使用時の明度
W:白色バッキング使用時の明度

「防透け指数」は数値が大きいほど「透けにくい」ことを表します。

【計算例】
黒色バッキング使用時の明度 : 87.47
白色バッキング使用時の明度 : 94.56
防透け指数= 87.47 ÷ 94.56 × 100 = 92.5

なお、分光計を使用する上記の「計器法」と、目視による「視感法」がありますが、視感法は半定性的な方法であるため、定量化が可能であり試料間の小さな差異をも検出可能な「計器法」を強く推奨いたします。

防透け性試験の結果例

左:試料1 95.7% 右:試料2 93%

判定基準の例

試験法防透け性 S防透け性 A
計器法【指数】97.0 以上93.0 以上 97.0 未満
視感法【等級】4.5 等級以上3.5 等級以上 4.5 等級未満
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