概要

 2013年3月に国際規格「ISO 20471 高視認性衣服-試験方法と要求事項(High visibility clothing - Test method & requirements)」が発行されました。

 この高視認性衣服は、主に夜間の道路整備などの作業従事者が着用しています。
 蛍光色生地や再帰反射材を使って周囲から目立つようにし、着用者の存在を気付き(視認し)やすくするための作業服などのことです。
 これは、作業者を接触事故などの危険から遠ざけることが目的であり、着用者の身を守る防護服の一つとも言えます。
 従来、この高視認性衣服に関する規格としては EN471 があります。ヨーロッパではこの規格に基づいて、事業主は雇用者に対して規格に準じて作業服を支給しなければなりません。そのため、海外の道路工事現場などでは良く見受けられる作業服です。
 しかし、日本ではこのような高視認性衣服に関する規格はありませんでした。

 本規格では、作業従事者がさらされるリスクの違いによって作業環境を3段階のクラスに分類して、反射材の 使用面積が異なる性能要求を定めてあります。また、衣服のデザインについての要求事項も定められています。 その他には、使用する材料の色や反射輝度、堅ろう度などについての性能要求が定められています。
 日本でも安全・安心に対する関心が強くなり、企業も従業員の安全確保のためには 様々な配慮をするようになって来ています。
 また、現在では本ISO規格のJIS化も検討されており、今後国内でも高視認性衣服 に対する要求が高まっていくことが予想されます。

高視認性衣服を着用
暗室内での反射材視認状況
本件に関するお問い合わせ先