ハンドジェルやアルコール除菌製品のアルコール濃度測定のご案内

2020.05.27
試験・検査

     新型コロナウィルス感染予防の観点から、アルコールを用いた洗浄剤や除菌用品の需要が高まっています。当センターでは、これらの製品についてアルコール濃度の測定を行っています。
     

     アルコール分として、エタノールを使用したものとイソプロピルアルコールを使用したもの、その両方を含むものなどがあり、エタノール、イソプロピルアルコールの濃度測定のほか、メタノールが使用されていないかについても測定を行っています。

【参考情報】

 手指消毒用のエタノールは医薬品・医薬部外品にあたりますが、新型コロナウイルス感染防止により手指消毒用のエタノールの需要がひっ迫しています。このため、厚生労働省では高濃度エタノール製品を手指消毒用エタノールの代替品として用いることは差支えないと事務連絡を発出しました。
 

 代替使用では、次の要件を満たすこととなっています。

  1. エタノール濃度が原則 70~83vol%の範囲内であること(消毒効果が十分に得られるよう、より高濃度のものは精製水等で同範囲に薄めて使用すること。なお、新型コロナウイルスに対して、60vol%台のエタノールによる消毒でも一定の有効性があると考えられる報告等があることを踏まえ、70vol%以上のエタノールが入手困難な場合には、手指消毒用として、60%台のエタノールを使用しても差し支えないこと。)。
  2. 含有成分に、メタノールが含まれないものであること。
     

 なお、手指消毒用エタノールの代替品につきましては、厚生労働省において臨時的・特例的な対応なので取扱いを変更・廃止する場合がございます。厚生労働省のHPをご確認ください。