紙、不織布、フィルター等の特性評価
カケンでは、大阪事業所に紙、不織布、フィルター等の特性評価試験機の1つである王研式透気度・平滑度試験機を設置しております。
当該機は、紙パルプ技術協会規格の JAPAN TAPPI 紙パルプ試験方法 No.5-2:2000(紙及び板紙 — 平滑度及び透気度試験方法 — 第2部:王研法)に規定されている試験機で、その測定部は JIS P 8117(紙及び板紙の透気度試験方法)規定のガーレー透気度試験機と同一構造のものです。
測定は、エアコンプレッサにより圧縮された空気を、高精度の減圧弁及び調圧弁により直接水柱500mmに相当する圧力に調圧し、圧力センサを利用して透気度・平滑度を直接デジタル表示でき、JIS方式に比べて短時間で正確に測定することができます。
透気度は、一定容量の空気が試料を垂直方向に通過する時間(秒)で表し、その数値が小さいほど空気が通過しやすいことを示します。また、平滑度は、測定ヘッドに試料を重ねてその隙間を一定容量の空気が通過する時間(秒)で表し、その数値が小さいほど試料の表面の凹凸が大きい(平滑で無い)ことを示します。
試験機 | 旭精工株式会社製 王研式透気度・平滑度試験機 EYO型(国家標準にトレース済み) |
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測定範囲 | 5〜3000秒 |
測定試料 | 新聞紙、グラビア紙、上質紙、コート紙、アート紙、フィルター、不織布等 |
試料サイズ | 60mm×60mm 10枚(各試験毎) |