初期火災で加熱を受けた時に着火しにくく、また着火後も燃え広がる速度を遅らせる機能です。繊維や生地に不燃性ガスを発生させる薬剤や熱分解しない無機物を添加したり、熱分解しない無機繊維や一般的な繊維に比べて分解温度の高いアラミド繊維を利用したりしています。
⇨ 難燃性の評価
紫外線を反射や吸収する物質(酸化チタンや芳香族化合物など)を繊維内部に練り込み・固着させたり、加工で付着処理する方法で付与し、紫外線の遮蔽性能を向上させた素材があります。
⇨ 紫外線遮蔽性の評価
制電とも言い、静電気の発生を抑制し、物体が電荷を帯びることを防ぐ機能です。繊維に帯電防止剤を練り込んだり、後加工で繊維または繊維製品の表面に帯電防止剤を付与する方法や、導電性繊維を混用することで電荷の消失を促進させています。
⇨ 帯電性の評価
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