抗菌加工は3種類の基準

 繊維製品の機能性加工の基準として、代表的なものに(一社)繊維評価技術協議会(繊技協)が定めるSEKマーク認証基準があります。この基準の中で、抗菌加工に関しては以下の3種類が定められております。
 試験結果の解釈にお役立て下さい。

  • SEK青マーク認証基準:抗菌防臭加工
    繊維上の細菌の増殖を抑制し、細菌由来の悪臭を防ぐ加工。靴下や肌着などが中心。
  • SEK橙マーク認証基準:制菌加工(一般用途)
    繊維上の細菌の増殖を抑制する加工。一般家庭で使用する製品が中心。
  • SEK赤マーク認証基準:制菌加工(特定用途)
    繊維上の細菌の増殖を抑制する加工。病院、介護施設で使用する製品向け。白衣、病院用カーテンなどが対象。

【SEKマークの基準値*1

マークの色加工の種類試験菌試験方法基準値
抗菌防臭加工黄色ぶどう球菌JIS L 1902 菌液吸収法洗濯前後*2抗菌活性値≧2.2
制菌加工(一般用途)黄色ぶどう球菌、肺炎かん菌、オプション菌*3JIS L 1902 菌液吸収法洗濯前後*2抗菌活性値≧増殖値F
制菌加工(特定用途)黄色ぶどう球菌、肺炎かん菌、MRSA、オプション菌*3JIS L 1902 菌液吸収法洗濯前後*2抗菌活性値>増殖値F

*1:SEKマーク認証には抗菌性データの他に各種安全性試験のデータが求められます。
*2:洗濯回数はサンプルの種類により異なります。(例:靴下は洗濯10回など…)
*3:制菌加工にはオプション菌として大腸菌、緑膿菌、モラクセラ菌(JIS準用)が指定されています。

【各活性値の計算式】

活性値計算式
抗菌活性値(A)$$A=(\log C_t - \log C_0)-(\log T_t - \log T_0)$$
$$\log C_t$$ log(平均(綿標準布18時間培養の生菌数))
$$\log C_0$$ log(平均(綿標準布接種直後の生菌数))
$$\log T_t$$ log(平均(抗菌加工布18時間培養の生菌数))
$$\log T_0$$ log(平均(抗菌加工布接種直後の生菌数))
増殖値(F)$$\log C_t - \log C_0$$

 カケンは  一般社団法人繊維評価技術協議会 の認定を受けており、SEKマーク認証に必要な抗菌試験の実施が可能です。