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テドラーバッグを用いた揮発成分分析法の検討

新築やリフォームした住宅に入居した人がめまいや吐き気、頭痛になったりすることは「シックハウス症候群」と呼ばれており、社会問題となっています。


同様の問題が自動車室内でも生じており(シックカー症候群)、自動車工業会は「車室内VOC低減に対する自主取り組み」を策定し、この取り組みを受けて自動車技術会は自動車内装材のVOCスクリーニング方法「自動車部品のVOC放散測定法(以下JASO法)」を制定しました。


この通称「サンプリングバッグ法」は、VOCのスクリーニングには適していますが、バッグ自体からもVOCの発散があるため、試験の際には如何にバッグを清浄にするかが重要になります。そこで、バッグの汚染要因を排除し、洗浄工程を自動化できる装置を製作し、バッグのバックグラウンド濃度を低減させる方法について検討しました。


製作したバッグ捕集装置は、


  • 積算流量計による、窒素ガスの定量自動供給
  • タイマーと吸引ポンプによる定時自動排気
  • 圧力センサーによる、完全排気から供給へ自動切替

の機能をもち、洗浄工程を自動的に繰り返すことが可能です。


この装置を用いて実験を行い、洗浄によりバックグラウンド濃度が試験に影響を及ぼさない程度の低さに低減できることを確認しました。また、今回の洗浄条件で洗浄したバッグについて回収率を測定し、JASO法の要求範囲内の性能であることを確認しました。

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