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医療用フェイスマスクの圧力損失試験方法の検討

調査背景


近年、世界的にSARS、鳥インフルエンザなどの感染予防対策、国内でも花粉症などの予防対策として、使い捨てマスクの重要性が高まっています。

カケンでは、国内検査業界に先駆けて医療用マスクのバクテリアバリア性(BFE)の試験を実施していますが、BFEと合わせて評価される圧力損失(ΔP)については未対応でした。

そこで、医療用マスクの圧力損失に関する規格を調査し、ASTM F2100に対応する試験装置を開発しました。


概要


圧力損失試験機

海外で広く用いられていた医療用マスク規格MIL-M-36954Cはすでに廃版になっています。しかしその内容は ASTM F2100、ISO14683、AS4381 などへ引き継がれており、現在もMIL規格とほぼ同じ内容の試験規格が運用されています。

ただし、MIL規格では本法・別法2種類の圧力損失試験方法が規定されていましたが、これら後継の規格では本法のみが引き継がれています。

ASTM規格では、バリア性、圧力損失、燃焼性などの試験項目が規定されています。このうち、バリア性と圧力損失は相反する性能であり、海外では合わせて評価するのが一般的です。この圧力損失試験装置の開発により、ASTM2100 に規定のあるバクテリアバリア性試験と圧力損失試験がともに受託可能となりました。

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