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低反発弾性素材試験方法の調査検討

快適な睡眠環境への関心が高まるなか、"低反発弾性"は欠くことのできないキーワードの一つとなっており、現在、低反発弾性フォームは枕やマットレスに代表される寝装具類をはじめ、床ずれ予防対策として介護用品にまで幅広く市場展開されています。

この動向に反映されてか、低反発弾性フォームについての試験の問い合わせを受けるケースが増えてきているように見受けられます。そこで、低反発弾性フォームの"ヘタリ"や"反発性"を試験する方法を検討し、試験装置を導入することにより試験のニーズに対応できる態勢を整えることを目的としました。


調査概要


ウレタンフォーム試験機

軟質フォームの試験方法としては、JIS K 6400:2004「軟質発泡材料ー物理特性の求め方」が一般的に用いられています。

低反発弾性フォームは軟質フォームの一種に分類できるのでJIS K 6400を適用することに大きな間違いはないと考えられます。しかしながら、通常の軟質フォームとは明らかにその挙動が異なるため、単純にJIS K 6400を適用してよいものなのか、という疑問もありました。

そこで、特許情報を検索することにより低反発弾性フォームについて多用されている試験方法・試験項目を調査しました。

特許情報を検索したところ計100件が該当しました。そのうち、試験方法別ではJIS K 6400を用いていたケースが48件と最多でした。また、試験項目別では反発弾性率を用いていたケースが57件と最多でした。JIS K 6400の反発弾性率を用いているケースは32件であり、約1/3で用いられていることが分かりました。

調査結果を参考にし、JIS K 6400に対応した装置の導入を検討しました。

最新規格の2004年版に対応できるよう、定荷重式の繰返し圧縮残留ひずみ試験装置をはじめ、反発弾性試験装置などを導入し、試験可能な態勢を整えました。

低反発弾性フォームの試験方法を調査し、JIS K 6400対応の試験装置を導入することにより"ヘタリ"や"反発性"の試験が可能な態勢を整えました。これによって、JIS K 6400規定の全項目にも対応できるようになりました。


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