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マイクロファイバークロスの拭き取り性能試験方法の検討

極細繊維を使用したマイクロファイバークロスが、汚れの拭き取り分野で広く商品化されています。

その用法は眼鏡拭きのようにドライ条件で油性汚れを拭き取 るものから、ウェット条件で石けんを泡立ててクレンジングに使用するものまで多種多様ですが、その評価方法に関しては各社独自の簡易法しかないのが現状で す。

そこで、安定した拭き取り動作が可能な装置及び評価方法について検討を行いました。


概要


拭き取り性能試験機

今回の検討を進めるにあたり、対象とする性能は眼鏡拭きに代表されるドライ条件における油性汚れの拭き取り性能のみとし、細かな泡を発生させることによる洗浄性能は対象から除外することにしました。汚れ成分は化繊協会の標準汚れ(ダイヤペースト)を一部変更して調整しました。

拭き取り試験装置は、従来から 行ってきた直線拭き取り方式に加え、新たにジグザグ拭き取り方式を可能にしました。

拭き取り性試験は、ガラス板の上に汚れを一定量滴下して一定面積にひろげ、摩擦子に取り付けた試料で拭き取った後の汚れの残存状況を評価しました。また、評価方法は汚れの濃度を画像処理して数値化する手法を開発しました。


結果


拭き取り性能試験グラフ
  • 押圧荷重10〜20g/㎡、縦横任意の速度で直線およびジグザグで安定した拭き取り動作が可能な装置を開発し、試料形状によらず安定した拭き取り性能評価が可能となりました。
  • 画像処理によって、残存汚れを目視感覚に近い形で数値データ化することが可能になった。また数値化したデータを平均する事で、試料の傾向をより正確に見られるようになりました。
  • 布帛およびタオルタイプの試料についてマイクロファイバー糸と綿糸の比較を行った結果、マイクロファイバー糸を使った試料の方が、軽い荷重でよりきれいに拭き取れるという結果が得られました。

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