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9月1日は「防災の日」でしたが、皆さんは防災訓練や避難場所の確認、非常持出袋の点検を行いましたか?
繊維は衣料品以外にも様々な分野で活躍をしていますが、建築材料もその一つで、例えば耐震補強などに繊維が用いられています。
では、今回は建築に使われている繊維について勉強していきましょう。
1.耐震補強繊維
阪神大震災以降、既存の建築物について耐震補強を行う際には炭素繊維が使用されています。炭素繊維とは、文字通りほとんどが炭素で出来ている繊維です。特性としては、他の材料に比べ単位重量当たりの強度、弾性率が高く、バランスが取れています。従来の耐震補強工事には鉄板などが使用されていたため、クレーンなどの重機が必要でしたが、軽量な炭素繊維シートを用いることで、少人数の作業者で短期間に強力な補強が可能となっています。炭素繊維の生産量は世界でも日本がトップであり、用途として建築材料の他に、航空機の主翼の構造材料や、ゴルフシャフト、釣竿、ラケットなどのスポーツ用具、風力発電機、水浄化材、漁礁など幅広く使用されています。
2.高層ビルに使われる繊維
コンクリートやスレート板の補強材として以前使用されていた無機繊維のアスベストは、解体時に飛散し吸い込んでしまうことで、じん肺、悪性中皮腫の原因になるといわれ、肺がんを起こす可能性があることが知られています。そのため、現在では、原則として製造等が禁止されています。
このアスベストに替わる安全な繊維として、現在はビニロン短繊維が使われています。また、ビニロンはコンクリートのはく離脱落を防ぐのにも使われています。
3.ドームなどに使われる繊維
ドーム建造物の屋根材などには広く繊維が用いられています。ポリエステル・ビニロン・アラミド繊維・炭素繊維・ガラス繊維を使用した織物、ネット、不織布などです。特に東京ドーム球場のような構造物は膜構造と呼ばれ、フッ素樹脂コーティングしたガラス繊維膜材が屋根膜として用いられています。東京ドームの屋根膜は総重量 400トンで、膜は2重構造になっています。その厚さは内膜0.35mm、外膜0.8mmと薄く、太陽光の約5%を透過します。

参考 図解 繊維がわかる本
東京ドームシティ公式サイト
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