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「立秋」8月7日は暦の上では秋の始まりですが、まだまだ暑い日が続いています。特に街中はヒートアイランドと化し、ちょっと外出しただけでも汗が吹き出てしまいます。汗をかくことは体温調整に欠かせないため、汗をかかない訳にはいきませんが、汗をかいてそのまま放置していると、嫌なにおいが体や衣服からプ~ンとしてくることがありませんか?
前回はにおいについて嗅覚の面から勉強しましたが、今回は繊維製品のにおい対策加工について勉強していきましょう。
1.消臭加工とは
繊維の周りのにおい成分の濃度を低減することにより、においの強さを軽減する機能を目的とした加工です。におい成分を化学反応によりにおいのしないものに変えたり、においの成分を活性炭等の多孔性物質に吸着させて揮発を抑えてしまう方法があります。最近は、光触媒がにおい成分を分解することを利用した方法も開発されています。また、濃度を低減させるのではなく、他の香りによって悪臭を隠蔽(マスキング)してしまう方法などもあります。
消臭性の評価方法はこちらから
光触媒消臭性の評価方法はこちらから

図 消臭試験(検知管法)
2.抗菌防臭加工とは
体臭の主な原因として、人体から出る汗や脂、垢などを細菌類が分解し悪臭成分を生じることがあります。抗菌防臭とは、繊維上のこのような細菌類(黄色ぶどう球菌など)の増殖を抑制することで、そこから発生するにおい抑制する機能を目的とした加工です。
抗菌性の評価方法はこちらから
光触媒抗菌性の評価方法はこちらから

綿標準白布 抗菌加工布
図 18時間培養後試料の大腸菌
3.加工繊維製品例
消臭加工や抗菌防臭加工された繊維製品としては、衣料品ではシャツや肌着、靴下など、インテリアではカーテン、カーペットなど、寝装品では布団カバーやシーツなどが商品化されています。
財団法人日本化学繊維検査協会 |